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年別アーカイブ:2020年

国際ビジネス復活への蠢き

まだまだ海外との往来が自由にならない状態が続いています。先行する形で日本とベトナムやタイなどで国際線の運航が再開されつつありますが、航空会社の定期便復活までには至っていません。せいぜい週一便だけの往復とか、ベトナム発成田行きの片道便だけといった感じです。またビザ取得での駐在員赴任などビジネスや専門家派遣に限定されていて、PCR検査での陰性証…


リアル展示会が本格開催!ビジネス復活の起爆剤に

コロナの影響で今春以降の展示会のほとんどが中止延期となっていました。以後、展示会主催者も企業側も試行錯誤の中でいろんな取組みに挑戦してきました。慣れない在宅勤務やビデオ会議などテレワークの拡大が進められてきました。一方でどうしてもリアルの営業や組織管理を必要とする部分を無理やりオンライン対応していく限界にも直面し、忸怩たる思いの中で収益…


コロナ禍の今こそ経営理念に立ち戻ろう

企業の多くはコロナ禍の真っ只中にあり、インバウンド関連産業などは市場そのものが消滅してしまったかのような様相です。飲食業やエンタメ関連産業などは3密と直結するだけに、営業自粛など集客そのものができなくなり廃業せざるを得なくなっているところが多くなってきました。事務所の近所の商店街でも元々賑わいがなくシャッター商店街の状況でしたし、市内の中…


ハノイの地下鉄(メトロ)整備事業の遅延からの教訓

現在ベトナムではハノイとホーチミンで都市交通整備事業がODAを活用して進められています。インフラ整備には多額の費用がかかることから、多くの国がODAによる支援スキームで競合し、整備路線ごとに関与する国が異なっています。 ベトナム政府に限らないのですが、インドネシアの新幹線整備事業の問題にもあるように、インフラ事業を一括したシステムとして発注する…


第二波が直撃したベトナムでの感染拡大

ベトナムは世界でも類を見ないほど新型コロナの感染拡大防止に成功を収めてきたと高く評価されていました。感染者累計でも7月下旬の時点で500人以下で、驚くべきことに死者がゼロをずっと続けていました。 社会主義国であることから感染防止対策も徹底しており、早期より原則外出禁止措置が取られ、多くの飲食店も営業停止となっていました。外国からの入国も厳しく…


激動するアジア太平洋地域の政治経済関係への対応

TVや新聞はコロナの新規感染の人数が過去最多だと毎日騒いでいます。確かに誰もがいつ感染するかわからない状態で感染拡大は深刻な問題です。一方で最近の世界の動きに目を転じますと、コロナよりも大変な事態が起きているのが中国を取り巻く世界情勢の危機です。いつ軍事衝突が起きても不思議がないところまで来ています。中国は傲慢としかいえない問題を次から次…


企業経営はかつてない中国リスクに警戒すべき

企業はかつてないリスクに直面しています。戦後の焼け野原からの復興を経て、日本企業はオイルショックからバブルの崩壊、阪神大震災、そしてリーマンショック、東日本大震災など数多くの災害や経済的危機に何度も見舞われました。その都度這い上がってきた日本でしたが、今世紀に入っての20年間は激しい変化とスピードの中を生きてきたわけです。この間、少子化が…


アフターコロナでサプライチェーン再編は既に動いている

日本ではまた感染者が増えているというワイドショウ報道が毎日朝から晩まで延々とされ不安をあおっています。海外の状況についても感染者数が全世界で何千万人の達したとか、一方で国内の企業が経営危機に陥っているニュースばかりです。こういうときこそ視野を広げてアフターコロナの世界はグローバルにどんな動きが加速しているのかを注目するのが必要です。少な…


ベトナムあるある!悩み多き賄賂問題への防止策とは

天馬株式会社のベトナムでの贈賄事件の発覚は、ついに株主総会で社長退任とともに、会社提案の取締役候補8人のうち、創業家出身の常務ら3人の選任が事件の対応に問題があったとして否決されるまでになりました。一部上場企業としてのコンプライアンス上からも社長退任は既定路線であったようですが、この事件を機に創業家の名誉会長による院政経営の実態が明らか…


ベトナムあるある!賄賂要求に対応するのはやむを得ない?

東証一部の天馬株式会社のベトナム現地法人への追徴課税をさけるため現地公務員に賄賂を払ったことが判明し、自ら不正競争防止法違反として検察に報告しました。この事件を受けて天馬のガバナンスを含めて大さわぎになっています。天馬はオーナー企業であり、創業家の名誉会長が引退後も役員人事を含めて実権をにぎっていたことが明らかにされ、今回の責任をめぐっ…