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ブログ

サムソンのベトナム事業拡大の影響に警戒せよ

私がベトナムで勤務していた2010年から2013年の間に、サムソンはハノイ近郊に携帯電話の一大製造拠点を作り上げていました。そのときからベトナム政府に単独で極端な優遇措置を要求し、空港にサムソン専用の貨物ターミナルを作らせたり、会社内に税関を置かせたりといった特別に便宜をベトナム政府に実現させていました。もちろん土地使用権や法人所得税の…


ベトナム人の若者は未来への架け橋

日本に多くのベトナム人が技能実習生や留学生としてやってきていることはほとんどの方がご存知のことと思います。その在留者数だけでも30万人を超えます。コンビニや飲食店従業員の多くでベトナム人が働いていますし、実習生が基本的に休日となる週末には、繁華街を歩いている姿をよく見かけるようになりました。 日本側から見ると、このような現実の姿しか見えて…


ベトナム人経営者のレベルアップは着々と

先週、ベトナムで行われた経営塾10周年記念式典に担当講師として出席してきました。この経営塾は以前からブログで紹介していますが、JICAのODAにおける技術援助の一つとして10年前から続けられている経営人材の育成塾の取組みです。 ODAには円借款や無償供与などを通じてインフラ整備事業への貢献の他に、技術援助分野におけるボランティア人材や、専門家の派遣…


ベトナムの湧き上がる活力

最近では珍しく2週連続でハノイに出張してきました。今年で既に5回目のベトナム出張です。あと今年中に1回か2回は行くことになっていますので、現役の時以上に頻繁に日本とベトナムを往復したことになります。今まで数十回はベトナムに出張していますので、改めて感心することもないと思われるでしょうが、出張の度に新たな発見があり、それこそ日進月歩してい…


改めてベトナムの動きとの格差を感じる

先週は大阪府と沖縄県の中小企業診断士協会のベトナム視察旅行に随行していました。視察メンバー参加という立場ではなく、ベトナムに精通しているということから視察先のアポイントを含めた行程コーディネーターの役割でした。今回はハノイで総勢38名の大人数の視察となりました。私自身が案内役でしたので、ほとんど知った我が家という感じですし、だいたい年に…


労働生産性改革待ったなし

少子化問題と切り離せない重要な概念に「生産性」があります。以前LGBTと関連して国会議員が雑誌で「生産性を生まない」と論じたことが、差別問題として短絡的に批判されて大炎上しました。本人の論じた文章を見ると、決してLGBTは子供を産まないから生産性がないとは言っていなかったのですが、本人が本当に触れたかった社会を維持していくための生産性向上の政策…


ホーチミン出張所感 その②

先週のホーチミン出張時の所感その②「ベトナムの展示会で感じた公的機関による海外展開支援の問題点」です。 ベトナムで比較的大きな製造業関連の展示会である「METALEX」を見学してきました。METALEXは工作機械と金属加工ソリューションの国際展示会で、毎年ホーチミンで行われています。毎年視察することはできませんが、前回2年前に視察したときと比べて定点観…


ホーチミン出張所感 その①

今年6月以来のホーチミン出張に行ってきました。ベトナムに4年間暮らしていたとはいえ、その後帰国してからも出張ベースで年に3~4回はベトナムに行くのですが、その度に刻一刻と変貌するベトナムの姿に新しい刺激と驚きを感じます。 いつもながら町は活気であふれています。車やバイクの洪水や騒音の中、街を歩くベトナム人や観光客の数は確実に増えており、聞…


次世代の人材育成は未来へのパスポート

私は今、間違いなく人生の晩年に差し掛かった時代を生きているわけで、お世話になった方や同期年代の知人の訃報に接する度、私自身に残された時間がいつ終わるかわからない中、人として死ぬまでにやるべき与えられた使命について考えることが多くなりました。 早期定年退職後に、企業の海外展開支援のコンサルティング事業を行ってきましたが、支援先企業が単に成長…


ベトナムの変化はフェイズチェンジの段階へ

何か身の回りに変化が起きるときには直感というものが伝わってきます。仕事がら毎年ベトナムに出張で行きますが、そのたびにベトナムの変化をひしひしと感じてきました。特に、ベトナムでの勤務を最後に33年の会社を早期退職し、その直後から独立開業してベトナムに関わる仕事を続けておりますが、ベトナム勤務時代に感じていたベトナムの経済、社会の発展で実感…