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年別アーカイブ:2023年

勉強しない日本人が没落していく未来

経営者セミナーは花盛りですが、本当に経営人材の育成成果は上がっているでしょうか。よく理解していないテーマについては、なかなか今さら集合研修で的外れの質問をしたら恥をかくのではないかと、地位が上がっていく人ほど自尊心が邪魔をして、研修に取り組む姿勢も素直でなく時間の無駄と感じる人が多いなと思うこともしばしばです。 経験やスキルは人それぞれで…


ベトナムの変化スピードとダイナミズムの実感

半年ぶりにベトナムに出張中です。今回は二週間の長丁場でハノイに入って、ハイフォン3日間、再度ハノイに戻って週末を挟んで一週間、そしてホーチミンに移動して3日間というかなりハードなスケジュールでした。 ベトナムで4年間の勤務で退職し、日本に戻って中小企業の海外展開支援コンサルティングの事業を起業してほぼ10年になります。海外展開支援は東南ア…


ベトナム企業の経営力向上に伴う日本企業との関係性の変化

JICAのODAの一環でベトナム企業の経営人材育成に関わって約10年になります。もちろん課題はありますが、この間のベトナム企業のレベルアップは着実に質、量ともに相当加速しているという実感があります。一方で日本企業の競争力は相対的に低下し、ベトナムに進出している日系企業の存在感も、他の外資企業やベトナム企業と比較しても陰りがあります。 ベトナム企…


ライドシェア解禁の議論に見る日本の産業停滞の原因

人口減少の影響がいよいよ国民生活の全体にまで広がってきました。労働力の減少、事業承継の問題と廃業の増加や、物流業界のドライバー不足など日々深刻化しています。飲食店やサービス関連事業、介護福祉事業などでは低賃金という業界構造からも、従業員を確保できないことによって、事業が立ちいかなくなっている企業や事業所が増え続けています。 政府は賃上げを…


日本の中小企業も脱中国化の動きを加速

10月上旬にインテックス大阪で開催されたモノづくりワールド大阪2023の展示会のときのことです。私は支援先のベトナム切削加工メーカーが他のベトナム企業と共同で出展するブースを支援しておりました。 昨年と比較して出展したベトナム企業数は倍以上になり、ベトナム経営塾の講師として関係性が継続している多くのベトナム企業も参加社数が一気に増えていまし…


海外出張で人生観を変えた国とは

私が生まれて初めて飛行機に乗ったのは国内ではなく、社会人になって初めて台湾に行った24歳のときでした。入社したのが貿易関係の会社でしたので、それから早期定年退職するまでほぼ一貫して海外関連の仕事を担当した関係で、海外駐在勤務はアメリカ、イギリスとベトナムの三か国で13年余り、出張経験を含むと訪問したことがないのが南米とアフリカのみで、合…


少子化人口減少に対する危機感

少子化対策として政府も抜本的な政策を導入するとしながらも、相変わらず問題の本質がずれているように思えて仕方がありません。政府が対策として取組むのは、だいたい子育てしやすいようにと教育無償化など子どもを育てるコスト負担軽減のための補助金政策から抜け出していないように思えます。 なぜ少子化に取り組まなければならないのかという理由は、明らかに人…


事業再構築補助金の無料合否判定

事業再構築補助金は思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援することで、日本経済の構造転換を促すことを目的としたもので、既に10回の公募採択が終了しています。11回公募はまもなく10月6日が締め切りとなっていますが、12回公募はほぼ確定しており、来年度も続くとみられています。 応募には採択枠が多く設けられており、枠によって補助金額や…


海外事業は販路開拓とサプライチェーン強靭化が基本

日本企業にとって少子化加速による人口減少問題は、事業基盤を国内に置いている限り、事業の継続性に由々しき事態を引き起こすことは避けられません。「国内市場は現実的に縮小し地方はどんどん疲弊」「企業・社会を支える労働力不足も減少」「部品材料のサプライチェーンが不安定化し調達コストも上昇」、さらに「事業承継者がおらず企業存続自体が危機」など輻輳…


マイナカード問題に見る日本人独特の変化を嫌う病理

DXに対応できない国や産業、企業は国際競争力を失い、結果的に国民は貧困化していくのは確実です。ところが生産性が低く賃金が上がらないことで、義務を果たすよりも人権や既得権ばかりを主張するようになってはいないでしょうか。問題が起きたとき自らに原因がある点について直視することなく、〇〇ハラストメントと全て周囲の責任にする、政治が悪い、政府のせい…