初めて書籍を出版しました!
長年の願いでした書籍を出版しました。今まで取り組んできた中小企業の海外展開支援の解説書ではなく、読みやすい内容にするために、中小企業で起こりうる具体的な事象についてストーリー仕立てで組み込んだ渾身の処女作です。
約半年前から構想、執筆を開始し、編集、校正を経て、ついに先週16日からアマゾンより発売されました。
もともと書籍を出版したかったのは、4年前から中小企業の海外展開支援に関わらせて以降、さまざまな顧客企業の状況に合わせて診断、助言、また講演やセミナー等でお話させていただく機会は多かったのですが、コンサルタントとしての思いなり信条を形として何とか残したかったという思いからです。書籍として残すことにより、私の考え方なりコンサルティングの矜持などについてあらかじめ理解していただけるメリットがあります。また理念を共感いただける企業経営者との信頼関係を作っていくには、ブログなどでの双方向コミュニケーションに加え、まとまった書籍という形で整理することで著者としての考え方を発信していくのも大きな意義があると思っていました。
この4年間のコンサルティングを通じ、単に海外に行ったら儲かるのではないか、国内の事業だけでは売上が伸びないから海外に行きたい、国内で売れているのだから海外でも売れるはずという単純な気持ちでご相談される企業様からの依頼は基本的にはお受けしませんでした。失敗するのがわかっているからです。「社長さまは今の事業を通じて何を達成したいのですか?」という質問に対して、売りと利益を上げるためという観点でしか答えられない企業様のご相談は全てお断りしています。
どんな小さな企業であっても、先人が苦労して作り上げてきた社会資源や育ててくれた人的資源をお借りして事業をやっている思いを自覚していくべきであると考えています。企業は社会発展に対する貢献と未来に対して価値を創造し残していく責務がある社会的存在です。つまり、自分の利益だけでなく、我々の子孫、次世代に何をつないでいくか、何を残していけるのか、それは単に経営者の遺産を家族に残すことだけではないはずです。産業人たるものとしての「次世代への責任」をテーマに、中小企業としての海外経営のあるべき姿についてまとめた内容になっています。
それでは、書籍についてご紹介します。
題名 : 「次世代につなぐ中小企業の海外経営」
~国内引きこもり経営では生き残れない~
内容紹介 : 今や、企業経営の成長発展の舞台は完全に海外にシフト。次世代に会社を残し、仕事を残し、人をつないでいくのは、産業人たるものの使命。少子高齢化が加速する今に生きる我々に課せられた未来への責務とは?「海外で頑張れない企業に未来はない」時代に勝ち残る海外経営の実践書。
発行 : Book Trip 合同会社
発売 : AMAZON (オンデマンド ペーパーバック)
まもなく、楽天ブックス、hontoからも発売予定
価格 : 1,100円+税
中小企業の海外展開支援の仕事を通じて感じてきた海外経営の課題とその解決策についてわかりやすくまとめてみました。今までブログで発信してきた内容の中から重要な項目についてピックアップして事例ストーリー仕立ての構成にしています。簡単に読めるように本の内容は127ページとシンプルなものにしていまして、装丁もカバーなしのペーパーバックです。当面ネット書籍販売のみの流通となっていますので、街の書店ではお求めになれません。アマゾンでは発注を受けてから製本印刷に入るのですが、Amazon Primeですと注文翌日に受け取ることができます。
もしネット書籍販売での実績が伸びますと、リアルの書店から取次会社に注文が出る可能性もありますので、ネットでつながっている皆さまのご支援を何卒よろしくお願いします。
できればお買い求めもしくはシェア拡散いただければ大変嬉しいです。
アマゾンの書籍紹介、ご注文は下記をご参照ください。