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SWBS海外ビジネス総合展2017に初の出展

先週8月2日に東京浅草で行われました中小機構主催の「SWBS海外ビジネス総合展2017」に初めて出展しました。SWBSというのは、中小企業の海外展開を支援する様々領域の企業を認定し、サイトを通じての相談から直接支援、また今回のようなマッチング相談会のような展示会を開催して、企業のニーズにお応えする取り組み(中小企業ワールドビジネスサポート)を行っています。

支援認定企業は全国で数百社あるのですが、今回は東京でのマッチングイベントとして総合展を企画され、支援企業100社が選定され、今回弊社としても応募させていただき、法人化後初めての展示会出展となりました。多くの中小企業との出会いがあっただけでなく、弊社事業の今後の進むべき道についても大変参考になる有益な展示会となりました。

本来は展示会後すぐにブログにアップするつもりでおりましたが、展示会の前日あたりから体調を崩してしまい、展示会を終えて大阪に戻るやいなやほぼ一週間ぶっ倒れて床に臥せていました。ようやく本日から復活です。

中小企業の「海外経営」を支援できる企業はわずか

出展していた海外ビジネス支援企業100社の事業概要をよく精査してみました。市場調査や現地情報の提供、貿易実務代行、人材採用支援、法務・知財支援、翻訳・通訳、物流、EC、販売支援など様々な領域の支援企業が出展していました。ただ、改めて発見できたのは、これら支援企業はいわゆる業務のアウトソーシングサービスの提供、つまりオペレーション支援の領域に特化しているところがほとんどであるということでした。

弊社のように、中小企業の経営、つまり企業全体の成長発展に直結する海外経営本体を総合的に支援する企業はごくわずかでした。業務アウトソーシングを活用して海外展開をもくろんでおられる企業はありますが、正直、活用できる経営資源が十分な中小企業はあまり多くありません。弊社は海外展開を企業全体の成長発展につなげるために、いかにして海外展開後の経営課題をどう克服していくのかという点に絞り、日本と海外拠点を一体で、かつエンドツーエンドでの経営支援を行うことを顧客価値の軸に置いています。この顧客価値を実現するには、自らが海外のオペレーションに精通していること、また海外経営の実践経験に基づく経営戦略を助言できるスキルとネットワークを持っていることが重要です。つまり、海外支援に特化した中小企業診断士が一番お役に立てる領域なのですが、まともに競合となる支援企業はほとんどなかったように思います。

顧客との接点はやはり東京と痛感

関西で中小企業の海外展開支援の事業を行って3年以上となりますが、昨今関西を事業拠点とすることの限界について考えさせられることが多くあります。関西企業はベトナムはじめ海外展開志向が高いのは間違いはありませんが、どちらかといいますと、海外展開を成長発展につなげる戦略思考からの発想という点では、関東系の企業のほうが秀でているように感じます。関西系企業はむしろコスト視点からの海外志向が強く、コンサルタントの活用という点でも差があるように思います。

地域性による違いもありますが、やはり市場のサイズが全然違うことを最近特に感じます。今回の展示会出展を通じて改めて感じました。展示会出展の支援企業100社のうち、関東圏以外の企業は弊社以外には1社か2社であったように思います。東京での展示会のため、ある程度そうなるのは仕方ありませんが、100社の事業領域の多様性を考えますと、東京以外でこれほどの広範囲の支援企業が集まるのはないと思います。

来場された中小企業を見ましても多くが関東系でしたが、実際弊社のブースにご相談いただいた企業には、大阪の企業もおられたことを考えますと、いろんな意味で顧客との接点はやはり東京であると痛感しました。今後東京に事業拠点を展開することも考えたいと思います。

展示会ブースのさらなる工夫を

今回、弊社として展示会出展は初めての経験でしたが、弊社自身の展示会出展ブースが、顧客集客につながる魅力的なものであったといいますと、反省するべき点は多々あります。提供する顧客価値が中小企業の海外経営にお役に立てることについて改めて自信を持ちましたが、そのアプローチの仕方についてはさらなる工夫をしたいと思います。

次回は、10月18日、19日にマイドーム大阪で行われる「大阪勧業展」に出展します。今回の反省を踏まえて、ぜひ集客につなげていきたいと思います。