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EVを購入したくない15の理由

現在、車の買い替えを検討しています。車を何台か乗り継いできていますが、時が経つにつれてカーライフスタイルは変わっていくので、選ぶ車種も変わっていきます。独身時代はルーフキャリアにスキーを積んで、レジャー的かつスポーティなものを選択していましたし、世帯を持って子どもが小さいときはキャンプなどの道具が詰めるようなステーションワゴンのタイプやミニバン的な車を選んでいました。今はプリウスαに乗っていますが、ハイブリッドで燃費を下げたいという思いと同時に多用途に荷物が乗るような理由から選びました。

一方、車の価格も高くなり、車高の低い車でなく乗り降りのしやすいSUV的なマルチユーズ、かつある程度パワーがあって、年齢のことも考えて、安全運転システムが充実しているものでコスパが良いものを探しているところです。

一方、世界市場で急速に市場が拡大していたEVですが、様々な問題が噴出して、急に成長のブレーキがかかってきています。当初日本メーカーはEV化に真剣に取り組んでいないと批判を受けていたようですが、ブイブイ言っていたテスラや中国のEVメーカーは急速に業績が悪化、つまり市場は今のEVは使えないと見なしているように思います。

日本では一部の軽自動車が完全EVとして販売しているようですが、その台数はかなり少なく普及しているとは言えないです。もちろんこれから車を乗り変えるにあたって、EVのメリットやデメリットを検討しました。結果、改めて思うのは日本の消費者は極めて賢いと思うのです。

地球環境保護のためにも、ガソリン車でCO2を排出するものを選ぶのではなく、排気ガスを出さない電気で動くEVは究極のエコだとして、欧州のような環境重視国家が一気にEVシフトをしかけ、エンジンでは太刀打ちできなかった中国がここぞとばかりに、国家戦略として多額の補助金を突っ込んでEV生産を一気に拡大しました。

まだEVは価格そのものが高く、さらに重たいためエネルギー効率も悪くて、電気を作る過程で大量のCO2を発生させる電力事情から何かおかしいと考えてみましたので、あえて今、私がEVを選択しなかった理由を挙げてみます。

本当はEVは環境に良くないという観点から私が購入したくない15の理由

  1. 充電インフラの不足と充電待ち時間価値の喪失: EVの普及に伴い充電スポットは増えていますが、まだまだ不足しています。ガソリンスタンドでは十分な給油設備で短時間に満タンにできますが、充電待ちの時間は運転手や同乗者の貴重な時間ロスとなり、社会的にも大きな損失といえます。しかもそれだけ待ってもフル充電にはならないので、距離不安を常に気にしながら運転することに大きなストレスを与えるものがEVです。

  2. 電力のクリーンさに疑問: EVは排気ガスを出さないですが、電力の発電段階で環境負荷が相当あります。再生可能エネルギーの普及でEVの電力需要を満たせる発電環境にはありませんので、自動車全体のエネルギー消費に関するCO2排出から検討すると、現在のEVではとてもクリーンとは言えません。環境面からEVを支持する人は、この不都合な真実を見ようとはしません。

  3. 資源の枯渇と排出量: EVの製造にはレアメタルやリチウムなどの希少資源がガソリン車よりも多く必要であり、その採掘や加工過程で環境への影響が懸念されます。環境全体への影響を排気ガスのみに絞るべきではないと思います。

  4. EVやバッテリーの廃棄処分問題: EVは電子デバイスの塊ですので、システム的に陳腐化するスピードが速く、廃車のサイクルが短くなります。実際、中国では売れないEV車の在庫が野ざらしになっていて、バッテリーの廃棄処分に加え、どんどん増えるEV廃棄車の再利用やリサイクルの方法を確立しているとはいえず、このままでは地球環境の汚染が加速する懸念が高いです。特に、EVのバッテリーはスマホと同様に寿命があり、長距離走行や急速充電が寿命を短くする可能性があります。バッテリーの交換やリサイクルに対する負荷についての問題を考えずに、EVを普及させるのは地球環境面で無責任と言わざるを得ません。

  5. 生産過程のエネルギー消費: EVの製造には従来の自動車よりも多くのエネルギーが必要であり、これにより製造段階での環境負荷が大きいという指摘があります。

  6. 財政的負担: EVは一般的に価格が高く、国が意図的に普及を目論む補助金なしには、ガソリン車と比べて競争になりません。また初期購入費だけでなく、ガソリン車のように多様な部品を組み上げたものでなく、一体成型部品の構成が多いため、修理費やバッテリー交換費用が馬鹿高くなります。消費者が維持費の点でEVの導入をためらう要因となっていると思われます。

  7. 保険料の高額化: EVは高価な部品や修理費用がかかるため、保険料が高額になる傾向があります。これが所有コストを増やす要因となります。何十万円もの保険料を払い、修理に200万もかかるような車を持ちたいとは思いません。
  8. 技術の進歩に伴う陳腐化: EVの技術は急速に進歩しており、新しいモデルが続々と登場しています。購入後すぐに陳腐化し、次世代の性能や機能に取り残されるリスクがある。
  9. 冬季における性能低下: 寒冷地ではバッテリーの性能が低下し、一般的に走行距離が短くなります。このため、冬季の利用で様々な問題が起きています。長い時間充電待ちしてもフル充電ができないだけでなく、何とか充電してもカタログ値の走行距離を大きく下回ります。大寒波が襲ったアメリカや中国では、途中でバッテリー切れとなって立ち往生し、放置されてしまった車が続出しているとのことです。極寒地でEVに乗るということは命の危険性も覚悟しなければならないほど深刻な技術的な限界です。

  10. 自宅充電の制約: アパートや共同住宅では、充電スペースの確保や設備の整備が難しい場合があり、自宅での充電が制約される可能性があり、充電スポットを毎日探し求めるようなカーライフは決して楽しいものではありません。

  11. 保証期間の制限: EVのバッテリーに対する保証期間が限定されている場合があり、バッテリーの故障や劣化に対するリスクが負担となることがあります。

  12. 車両の重量と安全性: まだEVのバッテリーはかなり重量があります。走行距離を長くするためにさらにバッテリーの容量を増やすとさらに重くなり、車両の重心が高くなる傾向があります。その結果、安定性や衝突時の安全性に影響を与える可能性があり、タイヤの減りが激しくなってタイヤ交換頻度が高くなります。また、タイヤ消耗による大気汚染にも深刻な影響があるとの報告もあります。

  13. サービスの制限: 一部のメーカーはEV専用のサービスセンターや部品供給網を持っていないため、修理やメンテナンスに関するサービスの利用が制限されることがあります。また一般的な修理業者には技術的にEVに対応できていないところが多く、修理サービスも高額、長期化します。
  14. 再販価値の不確実性: 技術の進歩や市場の変化により、EVの再販価値が不確実であり、将来的な財産価値が低下するリスクがある。実際、EVの下取り価値は極めて低いと言われています。
  15. 安全性への不安: EVの高電圧システムやバッテリーの特性により、火災や事故時の安全性への不安があります。まだ日本では顕著な事例が少ないようですが、EVの普及度が高くなってきているアメリカや中国、欧州などでは、バッテリーの発火事故が増えているようです。