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ブログ

技能実習法運用における異常性

技能実習制度にはさまざまな問題が露呈してきています。そもそも本来発展途上国の産業人材育成貢献のために始まった技能実習が、昨今の人手不足の格好の受け皿として企業が活用する実態があります。その本音と建て前の挟間の中で、いろんな労務管理上の問題がクローズアップされ、受け入れ企業の労働基準法違反の問題や劣悪な職場環境の問題に対応するべく一昨年の…


ベトナム語と日本語の親和性

ベトナム語は日本人にとって非常に難しい言語の一つです。もともと貿易部門で仕事をしていましたし、アメリカとイギリスで合計10年駐在経験があったので英語は普通に話せますが、英語ができればドイツ語やスペイン語、イタリア語などは少し慣れれば習得できる言語だと思います。また日本人であれば中国語は感覚的に意味はわかりやすいので、中国や台湾の仕事をした…


大学の非常勤講師に就任するにあたって

以前のブログで少しだけ触れたのですが、今年4月の新年度から甲南大学で非常勤講師としてデビューすることになりました。 私はもともと工学部の電子工学科という今の私から誰も想像もつかないような分野を卒業しておりましたが、どういうわけか、講師を務めるのは経営学部で「国際ビジネス事情」という講座になります。ゼミに入る前の基礎課程の二年次の講座のため…


複雑な問題は二軸で切るとわかりやすい

最近TVを見ることが少なくなってきたのですが、先日たまたま見たテレビ番組で「初耳学」という一種のバラエティですが、林修先生が高学歴ゆえに社会に不満を募らせている高学歴ニートたちに特別授業を行う放送がありました。その番組では、「仕事で時間を浪費するくらいなら好きなことをしていたい」「かじれるスネがあるのだからかじって何が悪い」「好きな仕事じ…


新在留資格制度はもっと現実面から改善すべき

ドタバタの国会で外国人労働者拡大を主目的とする入管法改正と新在留資格制度の創設が決まりました。少子化問題が深刻化する中、国は「働き方改革の実現」と「外国人労働者の活用拡大」を最重要政策として取り組んでいます。しかし、企業や国民全体としてはまだまだ危機意識が高まっていないのが現実の姿だと思います。 実際、今回の入管法改正は、人が集まらないが…


飲食業は経営の教科書

飲食業界は参入障壁が低く、日々新規参入の飲食店が開店し、一方でどんどんつぶれています。飲食店経営は思いだけで始める人も多く、すぐに儲かる事業だと思ってしまいがちです。 親が飲食店商売をしていたのを引き継ぐ人もいますが、小さい頃からの夢として「お菓子屋さんをやってみたかった」「おいしいパン屋さんをやりたい」・・といったように、単にやりたいと…


異文化コミュニケーションの難しさ

技能実習生や留学生でベトナム人が急に増えているのは日常実感で感じられるところです。技能実習生などは前年比40%増ですからいやがおうにも目立ちます。 通常、ベトナム人に対する日本人の評価は好意的です。中国人はそもそも労働者も観光客もダントツに多いので、中には傍若無人なふるまいが目立って批判されることも多いようです。一般的に日本人は外国人に対し…


ベトナム人技能実習生の失踪者が増加する本当の理由

外国人雇用を増やす入国管理法改正案が国会で成立しました。特定技能という新しい在留資格制度導入を柱とし、長期の外国人労働者を活用していく法律が施行されます。平成29年10月現在の統計では、現在外国人労働者は128万人、うちベトナム人は24万人と全体の18.8%と中国の37万人に次いで2番目に多くなっています。しかも、前年対比ではなんと40%増と急激に増えて…


なぜベトナム人は給料を見せ合うのか

日本企業の海外経営で抱える問題の9割は人に関することです。中でも日本人の経営責任者がベトナム展開で戸惑う人事マネジメントは給料や待遇の問題です。日本でももちろん職務のレベルや評価によって給与の差がありますが、まだまだ年功要素が残っており、そう何十倍のも差があるわけではありません。ゴーン会長が20億の年俸を税務申告していなかったということで騒…


外国人労働者の受入れ体制の遅れ

昨今、ベトナム人技能実習生や留学生の話題が途切れることがありません。外国人労働者を受け入れる手段として、元々国際貢献の取組みであった技能実習生や留学生受け入れ拡大が活用されている実態があります。 少子化の加速によって、人材不足が日々深刻化し、さらに外国人労働者を増やすことによって、労働集約的な職場での人材対応を図っていかなければならない切…